先日ピアノを習っている先生からお誘いがありまして、「大ホールでスタインウェイのグランドピアノ弾くんだけど来ない?」と。
先生とママ友のご婦人方、計4人+わたしという謎のメンバーで、「これほんとに行っていいのかな…」と思いつつ、好き放題弾いてまいりました。
2時間4,000円で、大ホールが貸し切り! ステージにはスタインウェイのグランドピアノ! (写真は違うやつです)
なんて贅沢なのでしょう。5人なのでひとり800円。安すぎますよ…!!
先生の演奏をじっくり聴くのも楽しかったですし、子どものころ習っていて 最近また始めたという皆さんの演奏も、人それぞれ違う演奏で面白かったです。
何人かは同じ曲を弾いていたのですが、かなり違う弾き方、アプローチの仕方で表現してらしたので、やっぱり音楽は再現芸術なのだなと再認識。
楽譜の情報をもとに、演奏者がどのように再び音にするのか、皆さん違って面白かったですね。
今までピアノ仲間が居なかったので、とても新鮮な気持ちです。皆さん主婦なので、わたしひとり、若干浮いてましたが。
〜音の響き方、『遠くに聴く』こと〜
ホールだと、音の響き方がかなり家と違うのを真っ先に感じます。手元、自分の方に音が来るのではなく、客席、より遠くの方へ音が飛んでいく感じ。
実際、自分で弾いている時より、観客席で聞いている時の方が大きく聞こえます。
オケでコントラバスをやっている時に意識していた、『音のもっともよく聞こえる場所を遠くに持っていくように弾く』『よく響いているときは、意外と自分では小さく聞こえる』といったことが、ホールに設置されたグランドピアノだと、意識しなくても実現していることに驚きました。
弦楽器をやっている人には、ぜひホールでピアノを弾いて、観客席でも聞いてみてほしいですね。そしたら一発で『遠くに聴く』ことが体感できるのに。
タッチは先生の家のグランドピアノともやや異なり、あまり沈まない感じだったので、3曲目でやっとマシに鳴らせるようになった、かな…?という感じ。
〜本番の緊張感、対処法も『遠くに聴く』こと〜
最初は緊張しましたが、触り始めるとすっかり楽しくなってしまって、ニヤニヤが止まりませんでした。うへへ。どうしよう。ちょっと気持ち悪い弾き方してたかも。先生方には「ピアニストみたいな手つきだね」って言われて嬉しかったのですが、これ喜んでいいやつです…よね…?
人前でひとりで演奏するというのはたいへん緊張するものですが、こういったいわゆるステージでの本番で緊張してあがってしまうことへの対処法として、わたしは『遠くに聴く』ことを心がけています。
緊張すると、視野が狭くなるんですよね。手元の鍵盤、それも中央付近しか見えなくなる感じがするんです。ミスタッチしないように!だとか。でも実際は、音は遠くに飛んでいく。いちばん見えているべき『音』に、意識が向いていないんです。意識の外にあるものを、コントロールできるわけがない。
『ピアノを弾く』とはどういうことでしょうか?『鍵盤を押す』こと?それだけではないと思います。
『ピアノを弾く』とは、『音を鳴らす』こと。
『鍵盤を押す』だけではなく、『鍵盤を押して、音を鳴らす』。
注意する順番があると思うんです。
集中するべきなのは、あくまで『音がどんな風に鳴っているか』。
そのためには、どんな風に鍵盤を触ればいいか。
そのタッチを実現するためには、どんな風に体全体を使えばいいか。
だから遠くへ飛んでいく音を見るんです。
鍵盤を押す。音が飛んでいく。飛んでいった音を、目で追う。耳で追う。意識を遠くへ。視野を広げて。音があなたの手で遠くまで響いていくのを、心から楽しんで。
普段と違う環境で弾いて、そんなことを考えた、とっても楽しいプチ演奏会でした(๑′ᴗ‵๑)
先生とママ友のご婦人方、計4人+わたしという謎のメンバーで、「これほんとに行っていいのかな…」と思いつつ、好き放題弾いてまいりました。
2時間4,000円で、大ホールが貸し切り! ステージにはスタインウェイのグランドピアノ! (写真は違うやつです)
なんて贅沢なのでしょう。5人なのでひとり800円。安すぎますよ…!!
先生の演奏をじっくり聴くのも楽しかったですし、子どものころ習っていて 最近また始めたという皆さんの演奏も、人それぞれ違う演奏で面白かったです。
何人かは同じ曲を弾いていたのですが、かなり違う弾き方、アプローチの仕方で表現してらしたので、やっぱり音楽は再現芸術なのだなと再認識。
楽譜の情報をもとに、演奏者がどのように再び音にするのか、皆さん違って面白かったですね。
今までピアノ仲間が居なかったので、とても新鮮な気持ちです。皆さん主婦なので、わたしひとり、若干浮いてましたが。
〜音の響き方、『遠くに聴く』こと〜
ホールだと、音の響き方がかなり家と違うのを真っ先に感じます。手元、自分の方に音が来るのではなく、客席、より遠くの方へ音が飛んでいく感じ。
実際、自分で弾いている時より、観客席で聞いている時の方が大きく聞こえます。
オケでコントラバスをやっている時に意識していた、『音のもっともよく聞こえる場所を遠くに持っていくように弾く』『よく響いているときは、意外と自分では小さく聞こえる』といったことが、ホールに設置されたグランドピアノだと、意識しなくても実現していることに驚きました。
弦楽器をやっている人には、ぜひホールでピアノを弾いて、観客席でも聞いてみてほしいですね。そしたら一発で『遠くに聴く』ことが体感できるのに。
タッチは先生の家のグランドピアノともやや異なり、あまり沈まない感じだったので、3曲目でやっとマシに鳴らせるようになった、かな…?という感じ。
〜本番の緊張感、対処法も『遠くに聴く』こと〜
最初は緊張しましたが、触り始めるとすっかり楽しくなってしまって、ニヤニヤが止まりませんでした。うへへ。どうしよう。ちょっと気持ち悪い弾き方してたかも。先生方には「ピアニストみたいな手つきだね」って言われて嬉しかったのですが、これ喜んでいいやつです…よね…?
人前でひとりで演奏するというのはたいへん緊張するものですが、こういったいわゆるステージでの本番で緊張してあがってしまうことへの対処法として、わたしは『遠くに聴く』ことを心がけています。
緊張すると、視野が狭くなるんですよね。手元の鍵盤、それも中央付近しか見えなくなる感じがするんです。ミスタッチしないように!だとか。でも実際は、音は遠くに飛んでいく。いちばん見えているべき『音』に、意識が向いていないんです。意識の外にあるものを、コントロールできるわけがない。
『ピアノを弾く』とはどういうことでしょうか?『鍵盤を押す』こと?それだけではないと思います。
『ピアノを弾く』とは、『音を鳴らす』こと。
『鍵盤を押す』だけではなく、『鍵盤を押して、音を鳴らす』。
注意する順番があると思うんです。
集中するべきなのは、あくまで『音がどんな風に鳴っているか』。
そのためには、どんな風に鍵盤を触ればいいか。
そのタッチを実現するためには、どんな風に体全体を使えばいいか。
だから遠くへ飛んでいく音を見るんです。
鍵盤を押す。音が飛んでいく。飛んでいった音を、目で追う。耳で追う。意識を遠くへ。視野を広げて。音があなたの手で遠くまで響いていくのを、心から楽しんで。
普段と違う環境で弾いて、そんなことを考えた、とっても楽しいプチ演奏会でした(๑′ᴗ‵๑)
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